2012年4月18日水曜日

杉浦家のカレーライス問題



聞いたそばから脱力しそうな話題から。
なんでも俳優の杉浦太陽の妻でタレントの辻希美の作ったカレーライスのことが話題になっているという。
某テレビ番組に出演した辻希美がカレーのルウを作るときは子供のことを考えて野菜を細かくしていると発言したが、以前、辻がブログで公開した自宅の夕食の写真で写っていた手製のカレーはジャガイモとニンジンがコロっとしたものだったと。

そのことが話題になってから辻のブログが「炎上」状態だというのだ。

笑った。

いやなにも自分は辻希美を笑いものにしようとか、逆に弁護する気持ちもない。

ただ、「タレントの作ったカレーに嘘があった」と、まるで大問題であるかのように扱うネットのニュースサイトの価値観というものについてだ。アホでしょ。

この世にはいくつもの価値観が混在しているわけだからこのようなタレントの「言行不一致」は許せないという人もそりゃいるだろう。それはそれでいい。

ただそれを表明することに何か大きな意義というものはあるのか。本人に向かって「言ってることとやってることが全然違うじゃないか」とか文句を言うのは大衆として正義なのか。大衆ってのもあれだが「コモンセンス」というものは得られるものなのか。

そこがちとぢぶんにはよくわからない。もしタレントの作ったカレールゥにクレームをつけるのが「大衆の正義」なのならば、私がこのブログでやっていることなんかは由緒正しい、上下裃をつけて表彰状を何枚ももらえそうな「まごうことなき正義の塊」になりさうなものだが。違うか(笑)

嘘はよくないよ嘘はね。ただ、誰しも嘘はつく。そのつもりはなくとも結果的に嘘になってしまうこともある。

それと、はじめからテレビの視聴者を騙す目的で仕組まれた嘘は一緒にはできない。
なぜならそこには「金」であるとか「視聴率」とかが絡んでくるからだ。

まあだから(これはテレビに限らず)マスコミの振りかざす「正義」ぐらいあやふやなものはないと思えて仕方がないんだが。

2012.04.18

※ 「言いたいことがよくわかりません」というコメントが来ている。「辻希美の嘘は辻の嘘であると同時にテレビの嘘でもある」ということなんだが。

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