2011年7月28日木曜日

原発事故が起きた原因よりも拡散させてしまった責任を問い詰めたい

「あなたは何故大槻教授のことを批判しないのだ」というお叱りのコメント。




最近の大槻教授のブログがとんでもないことになっているということらしい。

公明党よ、恥を知れ



公明党に原発事故の責任があるのかないのかといえばそれはあるだろう。自民党共々その責任は免れない。しかしそれを言うのであればやはり民主党にだって原発の事故の責任はあることになる。1970年代からの国策としての原発事業の推進派の自民党の面々をみれば一目瞭然。田中角栄(小沢一郎)、鳩山威一郎(由紀夫・邦夫)だとか渡部恒三とかの名前が次々と出て来るからだ。



大槻教授のこのブログ文を見ると、まるで公明党の議員が原発事故が起きたことの責任を菅直人に対して糾弾しているかのように読めてしまうが事実はそうではない。公明党にしても自民にしても(共産にしても!)、総理に責任を問うているのは、事故後の対応の悪さ遅さのほうについてである。そんなのは国会TVとかyouTUBEで見れるし、誰でもすぐにわかることだ。もしかして大槻教授はその国会の質疑そのものを見ないでこんなトンチンカンなことを言っているのではないだろうか。



まあホント、下手するとこれらの大槻教授のブログ文を見てしまうと「教授のほうがマッドサイエンティストにしか見えません」という印象になってしまう。



民主党の事故後の対応に対して疑惑が持ち上がるというのは下のビデオを見てもらえればわかるだろう。







この児玉龍彦というひと、肩書きは東大アイソトープ総合センター長になっているが、わかりやすく言えば科学者であり医者でもある。その人が国会の部会に参考人として呼ばれて、民主党の取った原発事故後の(政府としての)対応がどれだけ間違っていたかを追求しているのだ。児玉教授の言っていることは明白だ。だれがこのような間違った対応策をとったのか。突き詰めていってしまえば最終的な責任を取るべきなのは菅直人にほかならないだろう。そういうことを言っているのである。



脱原発についての判断がどうかを問う以前の問題だろう(事故以前菅直人が原発推進派だったということはさておくとしてもだ)。



この事故を収束させないで拡散させるようなことばかりをしていた菅をこのまま首相の座においていていいのかということなのだ。問われていることとは。



もし大槻教授が「それでも菅直人のとった策は正しい」とでも言っているのであればそのときは自分だけでということでなくて全ての国民から批判されるその対象になるのであろう。しかしそういうことじゃないからね。



単に大槻教授が無知、イノセントな人なだけなんだと思う。はっきり言えばただの政治オンチ。

何しろ「首相が靖国参拝をしないから自分は民主党を支持する」と公言しているひとなんだもの。まあ物理学者が政治オンチであっても責められるものではないのだろうが。

だからあなたも大槻教授のあのブログ文はただの政治素人の文だと割り切って読めばよろしいのではないだろうか。

(2011.07.28)

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